大分地区で地熱生産井の掘削を行いました。この蒸気井は、大型掘削機NE-3000を使用し、平成21年8月に着工・掘削機組立工事開始から、9月に開坑を経て、第1段34インチの孔口から5段階に掘削径を変え最終深度約2,500mを本年3月4日に掘削を終了し、現在は仕上げ工事の作業を行っています。
本井の掘削深度は、近年の九州地区及び他の地区も含め、最深の部類です。また、深度もさることながら、傾斜仕様においては、一般的な傾斜仕様とは異なり、大変技術力を要する工事仕様でした。
キックオフ※以降は、逸泥対策及び上記傾斜仕様確保の為、数回の方位修正を行い、無事に掘削を終了し、又仕上げ工事をさく井チーム一丸となって即急に工事を完了させました。また、蒸気量確保の大きな成果を期待して、施主よりの当社エアーサービス及び泥水管理付帯工事も含めた総合技術力の更なる評価が得られることを信じて、邁進しています。
今後の予定としまして、自社機HC-2000Rを使用した浚渫工事やエアードリリングサービス及び還元井掘削工事等の工事を予定しております。
これからの成功と作業員の技術向上を積み重ね、一段の安全意識を持ち、掘削作業を行っていきます。 |